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薪棚探訪 その二十九 冬中連続運転

nikki101008当店の地元別府市にお住まいのユーザー様の薪棚です。
長さ約9メートル、高さ約1.7メートル棚に長さ約40センチの薪を2列、すなわち0.8メートルですから、計算すると満タンで約12立方メートルの薪が並びます。
南国なのに一冬でこの棚全部を焚いてしまうそうです。シーズン中は24時間焚きっぱなしとか。私の理想・憧れである「冬中連続運転」を実現している方がこの別府市内に居るなんて・・・くやしい様なうらやましい様なうれしい様な、複雑だけど何だかいい気持ちでした。
樹種はクヌギを中心に広葉樹ばかり。サイズは大割り、中割り、小割り、焚き付け用の枝を束にしたものまであり、乾燥もバッチリとのこと、この冬に向けて準備万端でした。

薪棚は足場用の単管パイプを組み合わせて作られています。
屋根用の木材を取り付けるためのクランプを使って樹脂製のトタンを掛けていますから、上からの湿気対策はバッチリですが、最下段の薪と地面がちょっと近いですね。ブロックを横に倒して敷いていますが、立てて敷くかもう一枚重ねると隙間に風が抜けて地面の湿気が上がって来ません。
また、画像では判りませんが、大量の薪の重さ・・・5トンはありそう・・・で地面に土台部分が沈み込み、棚が若干傾いています。薪棚を作る前には地盤の補強が必要です。傾いた側で薪を積んだり降ろしたりの時、自分に薪が崩れない様に・・・薪雪崩(まきなだれ)と言うらしい・・・気をつけてくださいね。
いろいろとケチを付けましたが、決してくやしさ紛れではありません。あくまでもこれから薪棚を作ろうと思われる方の参考になれば、という崇高な志からですって。

この場所以外には次の次の冬用のストックがあるのだとか。更にこの冬には次の次の次の冬のために雑木の山をひと山伐採して薪を作る予定とのことですから、この先もずっと「冬中連続運転」を続けるのでしょう・・・うーん、やっぱりくやしいかも。

煙突掃除にはマスクをお忘れなく

nikki101002左側の真っ黒に汚れているのは、一年近く交換するのを忘れていた防塵マスクのフィルターです。
その間煙突掃除と薪ストーブ本体の点検・清掃を何件ぐらい行ったでしょうか・・・。とにかくめちゃ汚れていますが、このフィルターは折り畳まれた状態でこのサイズでして、広げるとこの6倍の面積になります。この見た目の6倍の煤が付着しているという事実に吐き気が・・・とにかくしばらく交換しなかったのは大失敗でした。

煙突を年に数十本も抜く・・・ちょっとやらしい感じですね・・・薪ストーブ屋の私は本格的な防塵マスクを使いますが、もしマスクをせずに作業していたら私の肺がこんな感じになっていたのでしょうか。

年に一度だけご自分の煙突と薪ストーブを掃除すればオッケーのユーザー様でも、使い捨ての簡易マスクや以前大量に出回ってお宅にもきっと有るはずの新型インフルエンザ用マスクなど、必ず何か装着して作業してくださいね。
薪ストーブにまつわる事で、ケガをしたり不健康な状態になるなんてことはあっちあられん・・・「あってはならない」の大分方言・・・ですから。

年に数十本の煙突をガンガン抜く売りっ放しではない薪ストーブ屋の皆さん、ヘルメット、安全帯、ハイパーVとフィルターをこまめに交換した防塵マスクをお忘れなく。

フエゴママの薪ストーブクッキング パンを焼きました

nikki100927ホームメードのパンは、これまでも電気式のホームベーカリーでちょいちょい焼いていましたが、しょせん家電製品ですね、基盤部分が壊れてしまい、電気屋さんに「修理するより新しいのに買い換えた方が・・・」とお決まりのセリフを言われましたので、これ以上地球に厳しいガラクタを増やしてはいけない・・・と、ちょっとやそっとじゃ壊れないダッチオーブンとアンコールで挑戦です。

一次と二次の発酵も薪ストーブの近くの輻射熱で無事完了し、いよいよたくさんの熾きが出来た炉内へ。クッキングスタンドで下側の火加減を調節し、蓋の上にも熾きを載せて待つこと約10分。アッチッチと言いながら炉内より取り出して蓋をあけると・・・おーっ、無事焼き上がっていました。

蓋に載せた熾きの量が多すぎましたでしょうか、表面はちょっとコゲ気味ですが、裏側や中はバッチリの焼き上がりでした。ちなみに使ったダッチはロッジ製、本体は脚の無いキッチン用、蓋は縁が立ち上がって熾きを載せやすいキャンプ用です。どちらも10インチですから、サイズも合いますし、組み合わせが変えられて便利ですよ。

グッドなタイミングでショールームにいらっしゃったお客様も、「ちょうどお腹が空いていて・・・」とたくさん食べていただきました。「空腹こそが一番の調味料」だそうですが、それプラス目の前の薪ストーブで焼いたと言うことが味の決め手でしょうか。暖かいだけではない薪ストーブの魅力を舌でもご実感いただけたと思います。

静岡のハース+ハースママには遠く及びませんが、ボチボチとクッキング日記も増やしていきますので、乞うご期待。


ロッジ キャンプダッチオーブン(3本脚) 10インチ      ¥16,800 (消費税込み)

ロッジ キッチンダッチオーブン(脚なし) 10インチ      ¥11,550 (消費税込み)
    
ロッジ プロロジックダッチオーブン           10インチ      ¥14,700 (消費税込み)

安全講習会受講に東京へ

この時期でも焚かれていた、あるショップのキッチンストーブ

この時期でも焚かれていた、あるショップのキッチンストーブ

先週末、東京にて行われた日本暖炉薪ストーブ協会の安全講習会に出席してきました。

当店の様な地方の業者にとっては、わずか1日の講習会のためでも一泊二日掛かりとなり、いやらしい話ですが、宿代や往復の航空券代を含めると結構な金額になります。

また、これから薪ストーブのトップシーズンに突入するこの時期に、2日間もショールームを留守にするのは結構大変なのですが、それでもこの講習会によって得られる最新の法令や施工法、たくさんの他業者さんとの交流で得られる実際的な情報は、他では決して得られないとても貴重なものですから、何とか時間とお金の都合をつけて出掛けています。

そうして得たものを今後のプランニングや施工に余すことなく還元してゆき、より良い仕事がご提供できるのであれば、多少の経費もが掛かったとしても無駄にはなりません。とても大切で重要な先行投資ですね。

しかしまあ、私の様な田舎者にとって東京の街は何とも疲れます。とにかくたくさん歩かされますし、人の多さと街に隙・スキがない感じがそうさせるのかもしれませんね。
わずか数日の出張であっても、地元に戻って田舎の良さを再確認しています。

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