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もし地震が起きたら

この度の東北地方太平洋沖地震や津波により、亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された皆様方に対しまして心よりお見舞い申し上げます。
まず、一人でも多くの方々が無事救出されますように、一日でも早く現在の困難な状況が解決しますよう願っています。

当店としましても一日も早い復旧のために出来る事はないか・・・と考えていますが、なかなか良い考えに至りません。
今自分に出来る事は、今後も続く薪ストーブの設置工事にて、地震などの自然災害に対してこれまでよりいっそう安全性を重視・追求した施工を目指してゆくことであると決意しています。

また、もし皆様の地元で地震が起こった場合の注意点と対処方法をお知らせします。
・まずご自身やご家族の安全を図り、揺れや危険が収まるまで様子をみてください。
・揺れが収まり安全が確認できましたら、落ち着いて薪ストーブの空気調整レバーを全閉にしてください。
・全てのドアが確実に閉まっていることを確認してください。
・バーモントキャスティングス社やダッチウエスト社製のバイパスダンパーが付いたモデルの場合はダンパーを閉めてください。
・薪ストーブ本体には水をかけないでください。水をかけると急激な温度変化で鋳物の本体が割れて火の着いた薪や熾きが室内にこぼれ出る危険があります。また、炉内に水をかけた場合は高温の蒸気が噴き出して(水蒸気爆発)大変危険です。
・万一、薪ストーブから出火した際は粉末消火器で消火してください。そのためには、日頃より薪ストーブ用の消火器を備えておく事をお勧めします。
・ご自宅からの避難が必要になった場合は、薪や焚き付け、家電品や家具、カーテンや洗濯物などの燃えるものを薪ストーブ本体から出来るだけ離してから避難してください。

まだ日を追う毎に悪い状況になってきていますが、被害地域にある薪ストーブ店仲間の無事も徐々に判明してきて、少し安心をしています。残る仲間の無事を祈っています。

被害の無かった地域の薪ストーブユーザーの皆様もこの事態を教訓として、常日頃より災害に対する備えをしていただきたいと思います。

ネスターマーティン 薪止め新発売とインプレッション

H43への薪止め設置例

H43への薪止め設置例

ネスターマーティン社の薪ストーブは全モデルともフロントドアからのみの薪投入となりますが、その投入具合によっては燃え盛る薪がドアガラス面に倒れてきて、ドアをあけられない状態になったりします。
そんな時のために、ネスターマーティンのSシリーズとHシリーズ用に薪止め・・・いわゆるアンダイアン・・・が標準装備となりました。

その角の高さは薪止めとして十分に機能しながらも、薪の投入や見た目の邪魔にならない絶妙な高さに設定されています。

既に購入なさった方の場合は、オプション品として有償となりますが、とっても安いので激しくお薦めです。
装着はいたって簡単、灰を取り出したロストルの上にポンと置くだけです。



この冬はショールームにてS33をずーっと焚いていますが、二次燃焼室を持たない燃焼方式・・・クリーンバーン方式の仲間として考えると、巡航運転状態時に薪が長ーく燃える点は特筆ものです。
が、給気をグッグッと絞ってゆっくり燃やす状態を続けると、当然暖房力は控えめになってお部屋が暖かくない・・・ということにもなる様です。
薪ストーブ本来の目的はお部屋を暖ためることなのですから、給気グッと絞って薪が長持ちしたとしても、天板に載せたサーモメーターの針が下がり、室温も下がる様では給気の絞り過ぎか絞るタイミングが早過ぎるということでしょうね。

良い薪を燃やして、給気をグッと絞っても温度が下がらない・・・むしろ上昇する・・・運転をすると、暖かくて炎はきれい、そして薪も長持ちする夢の時間が出現します。また、これはクリーンバーン方式のストーブ全てに当てはまります。
その日の薪によっても変化するそんなタイミングを見つけ、絶好調で燃やし続けるのも薪ストーブの楽しみの一つかもしれません。


ネスターマーティン H・Sシリーズ用 薪止め  ¥3,675  (消費税込み)

薪ストーブライフ誌 No.11 発売中

nikki110301今年最初の「薪ストーブライフ」が発売されました。
数えて11冊目の表紙は「ハースストーン イキノックス」という、鋼板製でも鋳物製でもないソープストーン・・・石鹸石という石です・・・製のめずらしいストーブです。
昨年、長野県にある輸入元の長野総商さんにお邪魔して実際に焚いているのを見ましたが、そのデカさゆえの存在感や重厚感は圧倒的でしたし、その輻射熱は鋳物ストーブより更に柔らかくて、思わず「いいねー・・・」とつぶやいてしまいました。

他の記事として、チェンソーやそのメンテナンスツール、斧やナタから大型のエンジン薪割り機までの薪作りのアイテムも紹介されていますし、毎号おなじみのユーザーの声も紹介されていますので、薪作りに頑張らなければならないユーザーから、これから薪ストーブを・・・の方まできっと参考になるはずです。

当店ショールームにて販売していますし、創刊号からこの最新号までズラリと見本誌も置いていますので、炎のゆらぐ薪ストーブの前に腰掛けて、ゆっくり座り読みしてもOKですよ。
また、出版元では既に在庫切れ・絶版となったバックナンバーの5号、7号も少し店頭在庫がありますので、買いもらした方はお問い合わせください。


薪ストーブライフ誌 No.11    ¥1,785.  (税込み価格)

料理の国の薪ストーブ  ドミノ

nikki110222日本列島がモーレツな寒波に襲われた先週、毎年恒例の薪ストーブ野郎技術研修のため、薪ストーブの聖地である長野県に行ってきました。

先ずは駒ヶ根のバーモントキャスティングス他の輸入元であるファイヤーサイド本社へご挨拶。
入口を入ると正面に新発売のクッキングストーブ 「ドミナ」が座っていて、実際に火を入れながらポール社長自ら実演と説明をしていただきました。

さすがにイタリア製だけあって、デザインはシャープでモダン、これまでの昔懐かしい感じのクッキングストーブとは一線を隔しています。なのにステンレスフレームに囲まれた天板には取り外し可能な6重のリングとなっていて、「おくどさん」や「かまど」みたいにいろんな大きさの羽釜や鍋を直火に掛けられるようになっていて、みょーに昔ながらな部分もあったりして。

「あの部分はどう?」、「この辺は?」、「内部の掃除はどのように?」といろいろツッコミを入れてみましたが、それぞれ良く考えられていて、決定的なウィークポイントは無いようでした。まあ、強いて言えばそのお値段に「うーん」と唸っちゃうところでしょうか。
当店のショールームにても実演すると良いのでしょうが、もう繋ぐ煙突がありません。そうなると恒例の他力本願ということになりますが、どなたかドーンと設置してみませんか。お問い合わせまってます。

残念なのは、「ドミナ」を使って作られた美味しいものを食べられなかった事でしょうか。次回お伺いした時はなんか食べさせてね。


・デマニンコア社  「ドミノ 6」                                 ¥588,000  (消費税込み)
・                      「ドミノ 8」                                 ¥661,500  (消費税込み)
・                      「ドミナ」    (上画像モデル)                ¥630,000  (消費税込み)

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