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ネスターマーティンのこれから
唯でさえ夏は暑いといわれる京都に、よりによって猛暑日を記録した日に、ネスターマーティン社製ストーブの日本総代理店 京阪エンジニアリング社主催の代理店会議に参加して来ました。
「京都は暑いところどすえー」と言われていた以上の厳しい暑さに、京都駅から会場までの徒歩10分ほどの道すがら、強烈な日差しを避けるように日陰から日陰へササッと移動していましたが、なんか怪しい人に見えたかも知れません。
会議の内容は今後発売予定の新製品として、S33と S43 のマジョリカ仕上げである「アンティークブラウン」、壁埋め込み型ビルトインタイプの IQ33 と IQ43、インテリア性を重視したエキセントリックな形のフリースタンディング型暖炉なんかもズラリと・・・。
それら新製品の紹介、技術的な話、S43の解体ショー、営業面のアドバイス、聞き難いことをズバリとぶつける質疑応答等もあって、とても有意義な会議となりました。

S43 アンティークブラウン きれいです
日本全国からたくさんの薪ストーブ屋が集まりましたが、個人的にはチーム薪ストーブ野郎のメンバー数人とも再会でき、近況報告や情報交換もできました。
また、東日本の被災地から来られた薪ストーブ屋さんも来られていました。なかなか大変なようですが、ぜひ頑張って欲しいものですし、皆も頑張りましょう・・・と一本締めをして、京都の夜は更けていったのでした。
薪棚探訪 その三十四 ナチュラル
お判りになりますでしょうか。薪をおおうツタや葉、錆びたパイプのフレーム・・・そう、使われなくなりビニールも無くなってしまったビニールハウスでしょうか。
その広さや高さはもちろん、日当たりと風通しも抜群です。
この中に薪を満タンにしていると「薪屋さんですか?」と声をかけられそうなほどの広さですから、収納量も文句ありません。
でもやっぱり今回もアドバイスと称してイチャモンをつけてしまいます。
草が生い茂るこの時期から秋ごろまでは小雨ぐらいなら防げそうですが、ジャンジャン降れば薪はびしょ濡れでしょう。
かと言って、全く雨に濡れないほど葉が生い茂るとお日様も当たらなくなって乾燥が遅れるでしょう。
このパイプフレームはまだまだ使えそうですから、ツタや葉を取り除いて上側のみ樹脂製の波板等で屋根を架けると良いでしょう。
横側はふさがずにオープンのままの方が風通しも良くてより乾燥が進むでしょう。
薪の下や横の桟として竹を使っているのはグッドアイデアですね。勝手にバンバン生えてくる割にあまり用途が無くて邪魔者扱いされることが多い竹ですが、とても丈夫ですし、切ったり割ったりも簡単手軽です。
そういえばこちらの敷地の周りはけっこうな竹林でしたから、資源の有効利用ということになりますか・・・ね。ではまた。
カラスの勝手でしょうか
写真は屋根上煙突の雨仕舞いをするストームカラー、もしくは雨仕舞カラーと呼ばれる部材と煙突の境目のコーキングです。
煙突の点検と清掃を依頼されたお宅の屋根に上がると、その部分がこんな風になっていました。
コーキング自体もあまり上手になされているとは言えませんが、部分的にきれいに剥がれています。
あまりにきれいに取れていることから、たぶんカラスなどの鳥たちがクチバシで突いてこうなったものと思われます。その現場を目撃したわけではありませんが・・・。
もしかするとコーキングの弾力性が、彼らにとってはちょうど良い突き心地なのかもしれませんね。もしや食べてるんじゃ・・・ないでしょうね。
年に一度の煙突掃除で屋根に上がった時は、ストームカラー、ボルト、板金部分などのコーキングの状態もチェックすることもお忘れなく。
薪ストーブで復興支援ピンバッチ 発売中
このバッチに込められたメッセージは
SAVE LOVE JAPAN
そのデザイン・・・薪ストーブの炎と赤いハートに温もりと情熱・復興への願いを込め、バーモントキャスティングス社製品の輸入元であるファイヤーサイド社によって製作されました。
サイズは幅23ミリ、高さ25ミリで、バタフライピンで帽子や服やバッグなどに付けられます。
価格はワンコイン500円です。
売上の全額が日本赤十字社を通じて寄付され、復興支援の義援金として役立てられます。
すなわち、製造コストの全てをファイヤーサイド社が負担し、当店を含めた日本中の薪ストーブ店が販売することでそのお手伝いをさせていただきます。
そうしてお預かりした皆様の熱い気持ち全てを、被災した方々のために使っていただくのです。
金額はわずかですが、全国の薪焚き人の気持ちを結集して、少しでも被災地の力になれればと思います。
「ちょっと薪ストーブを見てみたい・・・」とか、「おっと、ちょうどメンテナンス用品が必要なのよ・・・」とかの際はもちろん、「別に買う物はありませんけど・・・」だとしてもぜひお立ち寄りいただいて、支援の輪に参加いただければと思います。
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