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薪棚探訪 その五十 台風接近中

nikki131007自分の中では大好評のこのコーナー、記念すべき50回目は、主な柱や梁に建設現場で使われる鋼管パイプとそれらをつなぐボルト締めのクランプを使って組み立てられた薪小屋です。
その納量はビッシリ満タンで10立方メートルぐらいでしょうか。

この薪小屋の良い点は緩い勾配を付けたビニールトタン製の屋根が大きめである点と、四方の柱に筋交い・・・斜めのつっぱり・・・を入れてグラグラしたり倒れたりしないように補強している点です。

そしてオマケに薪を支えている中間の柱がそこら中に嫌というほど生えている竹を使っているところも。
ご覧のようにあれだけの量が積まれた薪を、直径5センチほどの竹2本だけで支えています。それほどしなることもなく。

皆さんも身近にある竹を見直して、上手いこと活用してくださいね。


では恒例の・・・
まず、あまりにギュウギュウに積んでいて、風通しが悪そうですね。 真ん中辺りの薪は乾燥が遅れます。
また、地面が見えないほど草が生えていますが、まあ薪の下側に空間が無さ過ぎですね。

でも、「下の方が腐ったり虫に食われたりしたとしても、ダメになった分以上の量を作れば良いってことだよフエゴさん、ワッハッハッハ・・・」と余裕をかますオーナー様のどや顔が脳裏に浮かびます。 それほど薪の準備が良いオーナー様なのでした。

私の薪小屋も鋼管パイプ製です。
柱は掘った地面にコンクリートを入れて立てていますので、築10年近くになりますがビクともせずに佇んでいます。
折しも強い台風24号が近づいていますが、強い風が吹くとしても全く心配にはなりません。

皆さんもぜひ丈夫で、たくさん入って、よく乾いて、見た目もそれなりな・・・薪棚を目指してください。

安全第一のお約束

nikki130926去る9月3日、とてもオシャンティーな東京国際フォーラムにて社団法人 日本暖炉ストーブ協会の総会・勉強会があり、「ウッドバーニング ハースシステム リファレンスマニュアル」なる分厚い教科書を抱えて参加してきました。

ドラフトとは・・・に始まり、断熱煙突の品質や規格、シングル煙突の正しい定義や使用方法、輻射熱に対する施工材料の性能や安全性等々、多岐に渡ってお勉強しました。

また、春に行われた「日本暖炉ストーブ協会 認定技術者」の試験をおさらいもして、改めて正しい知識を吸収してきました。

この協会が定める日本の気候や家屋に合った独自の安全基準が、日本における薪ストーブの安全な設置や施工の指針・スタンダードだと思いますが、書店に並べられた薪ストーブ関連や建築関連の本の中には、そうでは無い危険な施工の写真がまるで正しい姿のように紹介されているのを見かけます。

そこで、協会では正しい情報のみが掲載された「薪ストーブオフィシャルブック」(仮)を発行することになりました。
すでに準備に入っていて、来年の秋には出る予定です。

「もうすぐ新築工事が始まるけん、来年の秋では間に合わんよー」というあなた、歩くオフィシャルブックである私にご相談いただければ、必ず安全で楽しくて暖かい薪ストーブライフをご提供いたします。 これが当店の一番のお約束です。

薪棚探訪 その四十九  縁側で日向ぼっこの薪

nikki130919和風です。
縁側の外、コンクリートの床・下屋にズラッと整列した薪薪薪・・・。

縁側の庇がとても広く、上からの雨も心配ありませんし、少しくらいの横雨でも薪が濡れる心配はなさそうです。

下はコンクリートで湿気が上がりにくいでしょうから、土の上ほど虫も付かないでしょう。

欠点はお日様が当たる時間が一日の内の数時間だけであることと、背後が建物なので風が抜けないことでしょうか。

おまけにちょっと物騒な話をしますが、乾燥していそうな薪がドーンと積まれていると、変な人・・・いわゆる放火魔ですね・・・の火を着けたい心に火を着けちゃうかもしれません。 最近の住宅火災の原因としては、コンロやタバコに並ぶ多さだとのことです。

薪をより良くより早く乾燥させるために、万が一にも家を燃やされないために、出来れば薪棚は敷地の端っこ、隣地との境界側に作ると良いですね。
そうすればお日様がより当たるでしょうし、風も吹き抜けますから。

その後、こちらのオーナー様より上記の条件を満たす薪棚の製作を、工務店さんに依頼するためのご相談がありました。
もうそろそろ出来上がる頃かもしれませんね。 めでたし、めでたし。

日本製薪ストーブ アグニ 登場

nikki130830普通に有りそうで、実はとてもめずらしい日本国内生産の鋳物製薪ストーブです。

メーカーは岐阜県にある株式会社 岡本といい、創業は何と1560年といいますから戦国時代ですね。 そう織田信長と今川義元の桶狭間の戦いの年ですから、まあ歴史が有るにもほどがあります。

現在も地面の下のダクタイル製水道管部品やマンホールなどの鋳物製品などを作っていて、6月に訪れた工場はいかにも高度経済成長期の日本を支えていたっぽい立派な佇まいでした。

肝心の薪ストーブですが、基本的にはいわゆるクリーンバーン方式なのですが、排気経路の途中に触媒・・・ぶっちゃけコンベクションヒーター用と全く同じ形状・・・が二つも内蔵されていて、ダンパーの無いシンプルな構造ながら触媒によってより効率良く、よりクリーンな排気を実現しているとのこと。 今の時代に合わせてなのかメーカーではハイブリッド構造と呼んでいます。

実際に燃焼状態も見ましたが、クリーンバーンらしくきれいに燃えていました。
意外に大きく立派なそのデザインは直線的で無骨、好き嫌いは人それぞれですが、脚の部分は意見が分かれそうです。 私は古い時代のロボットみたい・・・と思いました。

発売に当たってたくさん燃焼実験やデータ収集もしたということですから、薪ストーブとしての実力はこれからの市場の評価を待つしかありません。 新しい物好きの方、一番に使って評価してみませんか。

今のところ九州では当店が唯一の正規代理店となっていますので、興味のある方はどうぞお問い合わせください。

ちなみにアグニとはインド神話の火の神のこと。 頭が二つ、舌は七枚もあるそうですから、たった二枚しか無い私なんかかわいいもんだと思いました。

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